右手にできて左手にできない事(3/2)
柔らかくてしなやかなスローイングフォームを左手では再生できるのに右手でそれができなかった理由として「右手にできて左手にできない事が邪魔をしているのでは?」という仮説を立ててみた。
利き手が右。遠投や強く投げる事も右しかできない。文字も右でしかサラサラ書けない。大雑把な推論だが、細かい動作と大きく力を使う動作が右ではできる事になる。
文字を書きながら遠投するみたいな頓知めいた事ができると言いたい訳ではないが、ダーツにはそれに近い事を強いられ続けているような気がした。だがそれは間違いだろう。
ダーツを飛ばす事に力は要らない、とそこら中で言われる。言葉では知っていたし、初めてダーツする知り合いにもそう言ってきた。頭ではわかっていても、その感覚を捕まえて自分の物にするのに長くかかった。毎日家でも練習するようになって一年弱掛かった。
投げると飛ばす・飛ぶは違う。「投げる 飛ばす」で検索するとダーツ関連がパッと出てくるが、ダーツで使われるその部分の感覚にたどり着ける早さが練習量やトレーナーの力量なのかもしれない。
「楽に飛ばす投げ方」とかは今でこそ言いたい事はわかるが間違っていないぶん少しモヤモヤする。感覚的な事を文字や言葉で伝えるのは難しい。